2次試験(筆記)を受けた後の過ごし方

中小企業診断士の2次試験のうち、筆記試験は10月の下旬に実施され、結果の発表は12月の上旬に行われる。

 

筆記試験のあと1か月半は結果を待つことになる。

 

結果を待つ間は様々な思いが頭をよぎる。

 

ポジティブな思いもあるが、ネガティブな考えも浮かんでくる。

 

何がともあれ、結果はいずれでる。受験する前の勉強の習慣を続けながら静かに結果を待とう。

マークシート

中小企業診断士の1次試験はマークシートでの回答になる。

 

マークシートを塗りつぶす時間をできるだけ短くするため、マークシート用のシャープペンシルを用意しよう。

 

通常のシャープペンシルと違って芯が太いため、効率よく塗りつぶすことができる。

 

また自宅で勉強するときは本番の試験を意識して、マークシートに回答するようにしよう。

 

マークシートは受験予備校のホームページ等で入手できる。

己を知る

中小企業診断士の勉強は孤独なものである。

 

捉えどころのない2次試験に合格するには今の自分の実力を把握し、不足している点を修正していく必要がある。

 

だが自分で自分を客観的に把握するのは難しい。自分に不都合な情報はなかなか受け入れにくいものだ。

 

また学習を進める過程で自分の実力が変化していくため、常に自分の状況を把握しておくことが重要である。

 

受験指導の機会など第3者に協力してもらい、自分に何ができて、今後何をすべきかを客観的に把握するように努めよう。

睡眠時間

勉強時間を確保するために睡眠時間を削るのは極力さけるべきである。

 

最低でも6時間、可能であれば7時間半確保するべきである。

 

勉強時間を確保するために筆者はかつて睡眠時間が5時間のときがあった。

 

体が慣れてくると5時間の睡眠で目が覚めるようになる。勉強時間が確保でき、勉強した満足感がある。

 

しかし日中に眠くなる場合が多く、また判断力が気が付かないうちに低下している。

 

睡眠時間は確保し、起きている間に使える時間に集中して勉強すれば、結果として効率は上がる。

 

 

 

書く時間を節約するには

手書きでマス目を埋めると思った以上に時間がかかるものである。

 

1日の勉強時間は制約があるため、模範解答を書いて覚えるときなど、手書きで書く時間を節約したい場合がある。

 

筆者の場合は、ワードで1行20マスの原稿用紙をつくってパソコンで打ち込んだ。

Office2007以降ならば搭載されている機能だ。

 

  • 書こうと思っている内容をすぐに再現できる
  • 何文字くらい書いているかが視覚的に確認しやすい。
  • 紙のようにかさばらず、過去の自分の回答を検索しやすい

 

といったメリットがある。

手書きで書くのが記憶に定着しやすいかもしれないが、状況に合わせて使い分けたい。

どうしてもやる気がしないときは

夜に勉強するときなど、疲れて勉強する気がしないときがある。

 

そんなときにとにかく勉強時間を確保しようとして勉強したとしても、効率は悪く学んだことは忘れやすいものである。

 

勉強する気がしないときは、スパッとやめて休憩をとろう。

 

休憩をとって調子を整えてから勉強すれば、効率も上がるし学んだことが記憶に定着する。

 

勉強の継続は大切であるが、1日必ず~時間勉強するにこだわりすぎないようにしたい。

車通勤で勉強時間を確保するには

電車で通勤する人の場合、電車に乗る時刻や駅を工夫することで座って勉強することができる。また座れなくても両手と目が使えるから、立って勉強をすることもできる。

 

しかし、地方に住む人は車で通勤する人も多いだろう。車で通勤すると手はハンドルを握っているし、目は運転に集中しなければならない。

 

使えるのは耳だけである。

 

お勧めするのは、覚えたい内容を自分の声でスマホに吹き込んで、車中で繰り返し聞くことである。

 

目で見る勉強より、耳で聞く勉強のほうが頭に定着する。

 

また何度聞いても疲れることはない。

 

自分の声は最初は違和感を覚えるが、慣れてくればすんなり聞けるようになる。